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四ッ谷用水の上流を訪ねて パート1

2013/11/1

「政宗公の用水原点を見る!」と題しまして、「四ッ谷用水の水を街並みに!」市民の会で企画された四ッ谷用水の上流をバスでたどるツアーに参加してきました。
昨年、大崎八幡神社から支倉堀あたりまで歩くツアーに参加してとても勉強になりましたが、今回はその上流編。下流であれば自分でも簡単に見に行くことはできますが、上流となると難しい。県の管理している場所もありますし、…でもこういうツアーだから見れる場所がありました。
今回のバスツアーでいろいろ知ったことがありますが、まだまだ疑問・調べたいことがたくさんあります。なので、あまり深く掘り下げず見てきたことを中心に書きたいと思います。
朝の9時過ぎ霧雨が降る中仙台市役所噴水前に集合。

コースは市役所~郷六(現在の取水堰)~北堰(昔の取水堰)~工業用水沈砂池~聖沢掛樋~柏木市民センター~市役所前
このバスに乗って行きます。

四ッ谷堰に着きました。ここで県の管理している方から説明を受けました。ここに来るころには雨もなんとか止んでくれました。

ここの標高は65m、梅田川合流地点は40m、そこまでの距離は7.2kmなので0.3%の勾配を利用してうまく用水をながしています。
四ッ谷堰は以前はここから800m下流にあったものが時代とともにだんだんと上流に移動し、ここに移ったのは明治10年頃で、昭和30年代に工業用水に使われることなり、ピーク時は毎時4000トンも流していたそうです。震災の影響もあり現在は毎時1500トンほど流れているそうです。
この先は宮城野区大梶にある水道事務所まで約2時間かけて送られ、そこから塩釜市内・パークタウン・仙台港方面の各企業へと送られます。実際のここの操作は遠隔で大梶の事務所から行っているそうです。
ここでの管理は取水量の調整のほか、ゴミの除去、濁度の管理、pHの管理を行なっています。
濁度は10度以下、平均にして4~5度だそうです。
pHは7度に調整され流されます。これは薄くても濃くてもだめで、パイプを傷つけないためでもあります。
一番気を遣うのが油だそうです。上流から流れてくる油。すぐ近くにも生瀬橋(おいせばし)という橋もあり、そういった橋の上で車両事故が起こると車の油が川へ落ちる可能性があるため、事故情報には特に注意を払っているそうです。
これが除塵機。大きな熊手のようなもので落ち葉などのごみをかき上げて上部に集めます。

下から見たところ

ここに塵が集められます。よく見ると奥に大きなもずく蟹が!昔はもっとたくさんいたそうです。

この堰は川に対して斜めに設けられている全国でも珍しい堰だそうです。実は現在、川に対し斜めに堰を設けることは国で許可されないのだそうです。(すみません、理由は忘れました)
橋の下から左へ流れるのが広瀬川本流、本流から脇の水路に堰を利用して水を引き、先ほどの除塵機へ流れていく、そして余計な水は手前のところから本流へと戻してやります。

続いてバスで移動して沈砂池へ。

ここはA型開渠という。入り口から向かって左側には流していません。右側の池に流し込んで砂をとります。
水の入り口は馬蹄形の口で狭くすることで流れのスピードを速くさせ隧道途中で砂が沈まないようにしている。

ここにきて急に広くなるので流れがゆっくりになる。
横一列に並んだ孔の開いた清流壁に水を通すことにより流れるスピードを均一にしている。

さらにそこから歩いて広瀬川の方へと進むと北堰(昔の四ッ谷堰)が見れる。
現在は対岸に取水口があって、三居沢の水力発電へと流れていく。
取水口の向こうには郷六御殿跡が見える。


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